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日記。思ったこととか素直に書く文章。





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砂塵舞い上がる灼熱の太陽を仰ぎ見る。その陽射しにも負けない強い眼差しを持つ―――漆黒の内に見えるくすんだ藍色が滲む。ゴーグル越しに空を睨みつけた。

「さて大人を相手にゲームってのは気が重いけど。今はんなこと言ってられねぇな…」

後ろを振り向きもせず言う彼の後方に控える五人の影は、移ろう砂漠の風にあっても笑っていた。
まだ本格的に砂嵐は来ていないが、空に広がる雲の流れを見て一人が笑みを広げる。足場の悪い砂地であっても、その動きは流暢で気品といえる足さばきだ。
「筴羅(サクラ)、本格的に砂嵐が来る前に陣営に戻った方がいい」
「紅霊は後どれぐらいで砂嵐が来ると思う?」
「さて、でも早い方がいいだろうね…」
筴羅、そう呼ばれたのは目の前の陽光と同じ強い光を宿す瞳を持つ青年の名前であり、紅霊は対照的な涼しさを持つ瞳は冷静に現状を見ていた。

「俺たちで本当に勝てるのか?」
「さあな、だがあいつらはこのまま俺たちを食い物にしていくだけだ………柴魏(サイギ)」
鋭い眼差しが横に流れ、柴魏の下げた頭を見て呟いた。
同じ包を目深に被っていたが、柴魏の肢体は彼らの中で一番鍛えこまれた漢らしい体つきをしているのが分かる。その隣に控えていた者に包を引っ張られた。
「勝たなきゃ、意味がねぇんだっつーの」
「祇鳴(ギメイ)の言うとおりだ…俺たちはようやっと零地点に立てたんだ、そんな言葉なら何処にだって転がっている陳腐すぎるだろ?…つまらないことを言ってるな、筴羅もアホみたいにかっこつけてる暇があるならとっとと戻るぞ…此処にいる者を守るのは、筴羅の仕事だ…」
言うだけ言ってすっきりしたのか、瞳を一度も上げることなく踵を返して歩いていく。
「待てって…魄斑(ハクハン)…」
「行くぞ、嘉埜(カショ)」
歩みを止めようとする筴羅に構うことなく。こくりと小さく頷くと嘉埜は魄斑の後を追いかけていく。軽く舌打ちして筴羅が続き、後方を守るみたいに祇鳴と柴魏が続いた。



始まりの鐘は高らかに彼らの胸に鳴り響いていた。




短いけど、こんな感じで始まる訳ではないんでちょっと書いてみた………分かる人にはわかってしまう名前設定ですけどね(あははーん)
コラップスどう、進めていくかとはいうのはまだ未定だけど。どっかに入れたいと思ったシーン。

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